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【気づき】嫌われる勇気【読書感想文】

投稿日:

Twitterのフォロワーさんから紹介していただいた本を読みまくろう!企画、第1弾はえあさんからの紹介で「嫌われる勇気」でございます。
これ、何度か本屋さんで立ち読みして、ちょっとわかった気になってました。

「はいはい、なるほどね、だいたいこんな感じね。」
ってなってたんですけど、改めて読んでみると捉え方が全然違うかった…
やっぱり「わかったつもり」はだめですね。危険でございます。
本としっかり向き合えてないときは、なんだか自分とも向き合えてない気がします。

では「嫌われる勇気」を読んで得た気づきをまとめてみたいと思います!

今回は
・人生の目的
・人生の目標
・人生の課題
という3つの切り口でまとめてみました。

 

1.人生の目的

 

僕は「事実と解釈を切り分ける」という考え方を大事にしていまして、
この考え方ができるようになってから人生がだいぶ楽になりました。

それまでは、身の周りで発生する出来事に振り回されるというか、
何か自分の人生の中に自分がいない気がしていたんですよね。
周りの人が自分をがんがん振り回してくる。
自分はいったい何がしたいんだろう…
そうやってもんもんとしていました。

でも、何がきっかけかは忘れましたが、
事実と解釈を切り分けて考えることができるようになったとき、
自分の人生をどう意味づけるかは自分が決めよう、と思うようになりました。

何が起きても、それに対してどう意味をつけるかは自分の自由である、と。
そういう考え方が、この本で言われている「目的論」に当てはまります。

 

目的論とは、
「目的が先にあって、その目的を達成する手段として感情を生み出す」
ということ。

たとえば、外に出たくないから不安という感情を作り、家に引きこもる、ということ。
普通であれば(原因論で考えれば)、何かがきっかけで不安という感情が生まれ、それを原因として引きこもる、という考え方になります。
しかしこの本で書かれている「アドラー心理学」によれば、
原因論ではなく目的論で考えろ、と厳しく指摘しているんですね。

簡単に言えば、
「引きこもりたいから引きこもっている」
ってことです。

引きこもることによって得られるメリットを受け取りたいがために、
不安という感情を生み出したり、
外に出られない理由をあれこれと言ったりしている、
ということですね。

 

これ、めっちゃ厳しくないですか?
引きこもっている人に
「お前のその考え方が原因や!」
ってなかなか言えないですよね。

ただ、厳しい一方で、大きな可能性を与えてくれる考え方でもあります。
自分の考え方次第ということは、自分で自分の人生を大きく変えることができる、ということでもあります。

自分の環境がどれだけ恵まれていなかろうと、
その環境を変えることもできますし、
その環境の中で大きな成果を出すこともできる、
ということです。

パナソニック創業者の松下幸之助さんは、
「貧乏で病弱で学力がない。だから成功できた」
と仰っていたそうです。

普通、貧乏で病弱で学力がなかったら失敗の理由として言いそうなもんですけどね。
それを成功した理由にするなんて、やはり名経営者は考え方が違いますね。

 

この目的論で生きていくうえでは、
自分の在り方が非常に大切になってきます。

「事実と解釈」の話でいうと、「解釈」をするための自分の状態、ということですね。
例えば、
「自分は安心感をずっと持っていたい」
と思うのであれば、
「何があっても自分は安心だ」
と思える力、それが在り方となります。

何があっても安心だと思えると、
どんな事実が発生しても、
安心できることとして解釈することができる、
ということです。

なので、目的論によって現実を変えたいのであれば、
この「在り方」から先に決めてしまうと
事実に対する解釈が変わるので、
自分の思った方向に人生がどんどん変わる、ということですね。

 

2.人生の目標

 

アドラーは人生で達成すべき目標を
「行動目標」と「心理目標」の2つに分けて説明しています。

 

行動目標

自立すること
社会と調和して暮らせること

 

心理目標

自分には能力があるという意識
人々はわたしの仲間であるという意識

 

つまり、
「自分には能力がある」ので「他人に振り回されず自立できる」ということ。
「みんな仲間」なので「調和する」ということ。

自立できても調和しない人がいますし、
調和していても自立できていない人もいます。

『7つの習慣』でいうところの「相互依存」に近い考え方ですね。

 

では、目標を達成する前の状態はどのようなものでしょうか。

例えば、TwitterやFacebookで何かを投稿したとき、
RTされるかな、いいねもらえるかな、コメントほしいな、
という「承認欲求」が生まれますよね。
僕もいいねやコメントがもらえたらめっちゃうれしいので、
なかなかこの欲求を手放すことは難しそうです。

また、人前で何かを話したり、仕事で何かを提案したり、
自分の考えを誰かに伝えるときは
「周りの人は自分をどう見ているか」
ということに意識が向きがちですよね。

他人の視線を意識しながら生きている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここではそういった
「承認欲求」
「周りからの見え方を意識する」
ということは、
「自己中心的である」
とバッサリ切り捨てています。
僕はめちゃくちゃ人の目を気にするタイプなので、
めちゃくちゃ切り付けられた感があります…

自分のことばっかり考えるな、と。
誰もそんなにお前のこと見てないぞ、と。
自分のことを気にしてるのはお前だけやぞ、と。

まぁそうですよね。
自分が自分を気にしてるのと同じように、
相手も相手のことを気にしてるんでしょうからね。
みんな自分が一番かわいいわけです。

わかりますよ。
わかりますけどね。
なかなかね。
その「自意識過剰」な状態から抜け出すことって難しいですよね。

でも、抜け出さないことには、
行動目標も心理目標も達成することは難しそうです。

では、どうやって抜け出せばいいのでしょうか。

 

3.人生の課題

 

人生の目標を達成するためには、自己中心的な生き方から抜け出す必要があります。
そのためにまず持ってほしい考え方として、
「全ての悩みの根本は対人関係である」
ということです。

いま自分が抱えている悩みって、
おそらく無人島に行けば解消される悩みなんじゃないでしょうか。
それぐらい、人間は普段から他人との関わり方に悩まされている生き物なんでしょうね。

 

で、その対人関係は3つありまして、

仕事
交友

であります。

職場の上司や部下、同僚、あとは取引先ですね。
ある調査によると、退職の理由で一番多いのは、
職場の人間関係がうまくいかないことが理由だそうです。
1日の大半を職場で過ごすことが多いことを考えると、
まぁそりゃそうなるよな、という感じですよね。

交友というのは主に友人関係、彼氏彼女の関係、ということです。
確かに、学生時代の悩みは友達や彼女との関係ばっかりでしたね。
ケンカしたときはずっとへこんでてテンション上がらず…
社会人になってからはそういったことが減りましたが、
これは「所属単位」がクラスから職場に変わったから、と言えそうですね。

最後の「愛の対人関係」ってよくわからないかもしれませんが、
これは「家族との対人関係」と置き換えるとわかりやすいです。
家族って血がつながっていたり、婚姻関係を結んでいたりと、
すごく身近な存在ですが、その分振り回されやすい関係性でもあります。
近いからこそ気を付けないと分かり合えなくなってしまいます。

 

この3つの関係性をうまく築いていくことが、
人生の課題である、ということですね。

 

ではどうすればうまく関係性を築くことができるのでしょうか。

その方法としては、

自己受容
他者信頼
他者貢献

の3つが挙げられます。

 

自己受容

「大切なのは、なにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」
と書かれているのですが、これは「事実と解釈」で触れたところと似ています。
自分の強みは、良い面を見ると長所になりますし、
悪い面を見ると短所になります。

声が大きくてハキハキしているということは、
「明るくて元気」という長所でもあり、
「うるさくて迷惑」という短所でもあります。

僕の友人は「配られたカードで勝負する」と表現していたのですが、
確かに新たなカードを求めるだけでなく、
まず最初に配られたカードも大切にしたいな、と思います。

ただ、自己受容と自己肯定は明確に切り分けないといけません。
例えていうと、
自己受容は「60点の自分を受け容れて100点を目指す」という考え方。
自己肯定は「60点の自分を否定して100点であると捉える」という考え方。
つまり、自分への認識の出発点が違うわけですね。

ポジティブになろう!という考え方がしんどい理由は、
自己肯定の入り口が自己否定である、ということが原因ですね。

なので、現状の自分を客観的に受け容れることから始めましょう。

 

他者信頼

全ての悩みの根本である対人関係ですが、
悩みが生まれる原因は「縦の関係」とされています。
縦の関係とは、
認める/認められる
ほめる/ほめられる
優れている/劣っている
といった関係性です。
要するに、関係性の中に「評価」が入っている状態ですね。
誰かが誰かを評価するとき、その関係性は縦の関係になります。
これによって悩みが生まれます。

 

評価をしない関係というのが「横の関係」です。
これが信頼関係につながります。
「評価」ではなく「感謝」によって築かれる関係性です。

仕事で上司と部下の関係は、縦の関係に見えますが、
あくまでも上司から部下へ指揮命令するのであり、
人としての評価はすべきではありません。
人事評価はその指揮命令をどの程度実行することができたのか、という評価であり、
人格の評価まではしてはいけないのです。

部下が動かないことには、上司の仕事は進みません。
そういう意味では上司にとって部下は必要な存在であり、
感謝の対象になってもなんらおかしなことはありません。

仕事の関係性では上司は部下に指揮命令を与えますが、
人としての関係性ではお互いが感謝によって築かれるべきなんです。

 

仕事だけでなく、交友や愛(家族)の関係においても、
「評価ではなく感謝をする」
という考え方を持つことで、
他者を受け容れ、信頼することができる、ということです。

 

他者貢献

自己中心的な状態から抜け出し、
自分を受け容れることができ、
他者を感謝することで信頼関係が築けたならば、
自然と他者貢献に至ります。

例えば電車に乗っていて、自分がめちゃくちゃ元気であり、周りの目を気にしないのであれば、
お年寄りに席を譲ることを躊躇することはないでしょう。

どんな場面であれ、他者貢献ができるような人になりたいもんですね。
そのためには、いきなり他者貢献を行うのではなく、
今まで書いてきたようなステップを踏むことが大切だな、と感じています。

自己中心的な考え方から抜け出せていないなかで他者貢献(っぽいこと)をしてしまうと、
「これだけやったのに認めてくれない」
「周りからよく見られるからやっている」
という状態がになりがちです。

なので、まずは少しずつでもいいので土台を固めていきたいですね。

 

まとめ

 

この本から得られたメッセージは、

どう在りたいかを決め、自立と調和で人とつながり、
自分の課題と向き合いながら「いま、ここ」を真剣に生きる

です。

そのためには、
・承認欲求を捨てる
・評価をやめる
・感謝をする
ということを実行していきたいと思います!

あなたのもぜひ試してみてくださいね。

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