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【気づき】脳科学は人格を変えられるか?【読書感想文】

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Twitterのフォロワーさんから紹介していただいた本を読みまくろう!企画、
第3弾はまことんさんからの紹介で「脳科学は人格を変えられるか?」でございます。

 

僕は自分でビジネスを立ち上げる際に「自分の強みを軸としたビジネスモデルで社会に貢献する」ということを意識しているのですが、
「どんなことが自分の強みといえるのか?」
と常に自問自答しています。

本書には科学的視点で「自分の強み」を分析する際に役立つ考え方がたくさんありました。

僕が読み取った本書のメッセージは
「楽観的リアリストになろう!」
ということです。

そこで、

・楽観的リアリストとは?
・どうすれば楽観的リアリストになれるのか?

ということをまとめてみたいと思います!

 

1.楽観的リアリストとは?

 

自己啓発書を読んでいると、よく「楽観的に考えよう!」「ポジティブになろう!」というフレーズを目にすることがあるかと思います。

でも、僕はそのフレーズにずっと違和感を感じていたんですね。
「はいはい、明るく元気にやってればうまくいくって言いたいんでしょ、根暗な俺には無理無理!」
と思ってしまい、なかなか受け容れることができませんでした(笑)

しかし本書ではそういった表面的なことではなく、科学的な視点で「楽観的とはどういうことか」を読み解くことができます。
科学的裏付けの細かい部分は本書を読んでいただけたらと思いますが、簡単にまとめると

「自分の人生をコントロールできると考え、実際にそのように行動する」

と言えます。

これは後半がポイントだと考えていまして、前半の「考え」ることは誰でもそう思うし、実際に言われていることでもあります。
で、楽観的に考えろと言われてもなかなか難しいし、考えるだけで人生が変わるはずがない…と思ってしまうんですよね。
しかし、ポイントである後半では「行動」についても言及されています。
これが「楽観的リアリスト」の本質であるんですが、
「どんなことがあっても必ず対処できる」
と考えているからこそ、実際にそのように行動することができる、ということですね。

「どんなことがっても」ということは、楽観的なことだけではなく悲観的なことも受け容れる覚悟ができている、ということなんです。

楽観主義者を表面的に語るときは、悲観的なことから目を背けると言われます。
しかし、真の楽観主義者、楽観的リアリストであれば、悲観的なことをしっかりと見つけ、受け容れたうえで楽観的に行動する、ということですね。

本書ではこの「楽観的と悲観的のバランス」についても書かれており、
黄金比は「楽観的:悲観的=3:1」とされています。

うれしいことが3つあったら1つぐらい嫌なこともあるよな。
嫌なことが1つあったらその分うれしいことを3つは探してみようかな。

こういった考え方を持つだけでも、根っからの悲観主義者であっても楽観的リアリストになれそうですね。

 

2.どうすれば楽観的リアリストになれるのか?

 

楽観的リアリストがどういう人であるか、がわかったところで、次にどうすれば楽観的リアリストになれるのか?ということを見ていきましょう。

楽観的なことだけでなく悲観的なことも受け容れる、ということは既に伝えましたが、具体的にどうすればいいのでしょうか。

ポイントとしては大きく分けて3つあります。

 

幸福の要素を知る

 

「幸せって何だろ?」と考えることがあると思いますが、実は幸福についても多くの実験的分析がされているんですね。
そこで裏付けられているのですが、幸福とは物を所有することでもたらされるものではなく、自分の心の持ち様である、と言われています。
幸福の要素というものがあるのですが、

・ポジティブな感情や笑いを数多く経験すること
・生きることに積極的に取り組むこと
・今日明日ではなくもっと長期的な視野で人生に意義を見出すこと

という3つの要素なんですね。

特に2つ目が大切で、自分にとって大きな意味のある何かに取り組もうと提唱されています。

あらゆる生物に共通するのは、

報奨への接近(食物と安全な場所を見つけようという衝動)
危険の回避(何かに食べられないようにする衝動)

の2つなんですが、人間にとっての報奨とは幸福を手に入れることであり、危険とは怪我や死ぬことと捉えることができます。

楽観的に行動するときは危険を回避しつつ、報奨、つまり幸福の要素を手に入れようと主体的に動けばいい、ということですね。

でも、
「自分にとって大きな意味のあることなんて、そんなすぐに見つからない…」
ってなりますよね。
めっちゃわかります、僕もそれが何なのかわかっていません。

ただ、人間には「認知的バイアス」というものがあります。
これは「自分が信じていること、自分にとって大事なことだけ認知する」という脳の仕組みです。
ということは、「自分にとって大きな意味のあることって何だろう?」と常に問いかけることで、脳が勝手に認識してくれるようになる、ということですね。

普段からそういった認識で過ごすようにする、何かひらめいたらすぐにメモをとる。
そんな習慣を身に付けると何か大きな気づきが得られるのかもしれません。

 

自分を客観視する

 

最近では瞑想やヨガといった自分の心を整える方法、いわゆる「マインドフルネス」というものが浸透してきているかと思います。

僕も一時期、この2つを取り入れたことがあったのですが、確かに気持ちがすっきりして何かに思い悩むことが減りました。
最近ではあまり悩むことがなかったので中断してしまったのですが、改めて取り入れてみたいと思います。

マインドフルネスの方法はいくつも紹介されているのですが、本質的なことは「自分を客観視すること」と言えます。

普段生きているなかでは、思考や感情は主観的になり、視野が狭くなりがちです。
しかし、マインドフルネスを取り入れることで、自分を客観的に見ることができるので事実に対する解釈を書き換えることができる、その結果として不安や悩みが解消される、という仕組みですね。

最初はなかなかうまくいかないのですが、コツとしては「言葉の使い方を変える」ということです。

思考というのは「概念と言語」によって成り立ちます。
ここでの概念とは、事実と言い換えてもいいかもしれません。
意味や解釈をすべて取り払い、あるがままの状態をまずは見出すこと。
それに対して自分で勝手につけた意味や解釈による言葉を言い換えること。

たとえば、
「自分は何をやっても続かない、目移りしてしまう」
という悲観的な考え方を
「いろいろなことを手掛けている」
という概念(事実)に置き換え、
「自分は好奇心が旺盛でいろんなことに挑戦することができる」
と言い換えます。
(これは僕のことでもありますが笑)

マインドフルネスを取り入れることで自分を客観視することができ、悲観的なことを楽観的に認識し直す、ということができますのでぜひやってみましょう。

 

過去を書き換える

 

現在の自分の思考を書き換えることができますが、過去を書き換えることもできるんです。

記憶というもは面白いもので、事実をそのまま記憶しているのではなく、解釈とセットで記憶しているんですね。

同じ事実であっても受け取る人が変われば解釈も変わる、その結果記憶も変わってしまうのです。

僕は高所恐怖症なので絶叫系のアトラクションが苦手なんですが、友達とUSJに行っても「ジュラシックパークめっちゃしんどい」みたいな記憶になるんですが、友達はめちゃくちゃ楽しんでるので「やっぱテーマパーク最高」みたいな記憶になるんですね。

で、その記憶を書き換えるときも「概念と言語」の考え方を活かします。

自分の中での記憶を思い出したとき、悲観的なことだけではなくて楽観的、つまり楽しかったことやうれしかったことも思い出してみます。

ジュラシックパークは怖かったけど、ご飯食べているときや列に並んでいるときにふざけてたことは楽しかったよなー、
と思い出すことができたら、そのことを言語化して記憶に付け加えて、再度記憶し直す、ということを行います。

これによって「USJはつらかった」という記憶から「USJは楽しかった」という記憶に書き換わる、ということです。

楽観的な人はこういうことを自然とできるのですが、悲観的な人は訓練が必要ですね。
最初はうまくいかなくても、慣れてきたらできるようになります。
頭の中だけでやるのは難しいと思いますので、紙に書き出して実践してみてください。
寝ている間に記憶は整理されるので寝る前にやる、ということをオススメします。

 

まとめ

 

本書のタイトルである「脳科学は人格を変えられるか?」ですが、結論を書くと「変えられる」ということになります。

楽観的か悲観的かは遺伝子によって決まるところが大きいそうですが、人生の中でどのように考え、どのように行動するかによって方向性を変えることもできるそうです。
また、不思議なことにそういったふるまいは次の世代(子や孫)にも受け継がれるそうです。

この事実を知ったからには、もう生まれ育った環境や周りの人の責任にはできません!
自分の人生を変えたいのであれば、「楽観的リアリスト」になることをオススメします。

僕もまだまだ悲観的なところがあるので、この考え方を積極的に取り入れていきます!

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