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【気づき】Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男【読書感想文】

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Twitterのフォロワーさんから紹介していただいた本を読みまくろう!企画、
第5弾は魔威駆さんからの紹介で「Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男」でございます。

この本は気象学者である藤田哲也さんの研究に対する姿勢、どのようにして世界を救ったのか、どんな人物像なのか、ということを元TVディレクターであり、ジャーナリストとして活動されている佐々木健一さんによって綴られたものです。

 

僕は2018年7月、34歳でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたということもあり、
技術を磨く、何かを研究する、ということを深く追求していきたいと考えるようになりました。

もともと小さいころから「なんでそうなるのか?」という考え方を常にもっていたため、「研究者」という生き方は自分に合っていると感じています。

でも周りに研究者として働く人がいないため、こういった本を読むことでその片鱗に触れることができ、読んでいてめちゃくちゃテンションが上がった本でした。

 

今回は、研究者としての生き方を

・「人生=研究」という生き方
・常に一次情報にあたる
・人間的魅力のある研究者

という切り口でまとめたいと思います。

 

「人生=研究」という生き方

 

藤田さんにとって研究とは、人生のすべてでした。
自分の話や家族の話を弟子にすることはほとんどなく、非常に近しい関係にある仲間にだけ伝えていたそうです。
「私の道楽は、研究だ」とも言っており、それだけ気象学を研究することに人生をかけていたということですね。

人生にはバランスが必要であり、プライベートの時間や趣味でリラックスする時間、家族と過ごす時間などが大切です。
でも世界を救うような、時代を変えるような、ある意味一般常識とかけ離れた人生を送る人というのは、不器用なまでに何かに打ち込み、人生すべてをそれにかけるだけの何かがあるのかもしれません。

そうやって人生のすべてをかけたものだからこそ、周りにどんなことを言われようと自分の説を信じて突き進むことができるし、恥ずかしがらずに言いたいことを言うし、理解してもらおうとわかりやすく伝えようとすることができるんですね。

藤田さんも当初は自分の理論が周りにまったく評価されず、不遇の時代を過ごした時期がありました。
でも、その理論を確立させる決定的なできごとがいくつも重なることで、気象学の権威になったという経緯があります。

他の誰でもない、自分で自分を信じることができた、
それもこれも人生のすべてをかけているから、
という姿勢
は僕自身しっかりともっていきたいものであります。

 

常に一次情報にあたる

 

藤田さんはもともと工学部機械科を卒業されたということもあり、気象学は完全に独学で開始しました。
そのため既にある研究内容を読み漁るだけではなく、実際に自分の目で確かめる、ということを徹底されていたそうです。
誰かの書いた論文はあくまでも二次情報であり、自分の目で見たもの、耳で聞いたこと、肌で感じたことを膨大にまとめあげた現場主義者でもあります。

 

専門外だからこそ常識に囚われず他の誰もやっていないようなことをやり、工学・機械で得た独特の視点で得た着想をもとにオリジナルの理論をまとめあげました。

そのため気象学界隈からはめちゃくちゃバッシングされたり、身の危険を感じるほどの批判を受けたり、といったこともあったそうです。

 

でも優れた理論だけでなく、大量の事実を現場から集めることによって、最終的には竜巻の観測に関する新たな定義を生み出したり、事前に竜巻の発生を予測できるような分析を行ったりと、航空業界に革命を起こすことに成功します。

いつの時代も、革命を起こすのは
・よそ者
・バカ者
・若者
と言われています。
つまり、その業界の常識外から物事を客観的に見ることができる人です。

専門性を持つことは大切ですが、事実を客観的に分析できる姿勢は研究において非常に大切ですね。

 

人間的魅力のある研究者

 

科学界では「その人がどこの出身だろうと関係ない。どんな仕事をしているかが問題だ」と言われているそうです。
実際には「専門分野じゃないくせに…」という批判はあったそうですが、やはり世界に大きく貢献できるような研究は、どのような成果を出すのかということが重視されるます。

成果ではなく、どんな学部を卒業したのか、という出身にばかり固執するようでは、たいした成果を残せないのかもしれません。

そういった批判を常に受けてきた藤田さんだからこそ、若い人に向けてこんな言葉を残されています。

 

「特に若い世代に言いたいのは、『恥ずかしがらず、言いたいことを言いなさい』ということです。その半分は間違っているかもしれません。しかし、残りの半分は正しいかもしれない。もし、あなたの主張の50%が正しければ、価値ある人生を送ったということです。」

 

まだまだ「間違ったことを言ってはいけない」という風潮がある中、こういったことを本心で伝えられる人だからこそ、偉業を成し遂げることができたと思いますし、世界中の多くの研究者が彼から学びたいと思ったんでしょうね。

苦しい時期を乗り越えたからこそ得られた、人間的魅力を感じることができます。

 

まとめ

 

誰もが藤田さんのように偉業を成し遂げることはできないかもしれません。
でも、専門家として生きる、研究者として生きるうえで大切なことを教えてもらったような気がします。
自分にとって、人生をかけられるだけの何かを見つけられたら、めちゃくちゃ幸せなことやと個人的には思ってます。
何かに没頭する人生。うーん、魅力的ですね。
今はまだ見つかっていませんが、手あたり次第いろんなことに挑戦しながら、自然と没頭しているようなものを見つけていきたいと思います。

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